魚の棲む城 (新潮文庫)



魚の棲む城 (新潮文庫)
魚の棲む城 (新潮文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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あまり知られない田沼意次の生涯

徳川吉宗の嫡子・家重は、大河ドラマでご存知、言語不明瞭で、周りにバカにされがちな存在だったが、それをフォローしたのが小姓上がりの田沼意次であった。彼は、その子・家治と続けて仕え、一介の小姓から城持ち大名の老中にまで出世した。彼はやたら悪者のイメージがあるが、本書では、ハンサムで頭脳明晰、思いやりがあり、視野の広い男として描かれている。そして「御宿かわせみ」や「水鳥の関」を想起させるような、甘い甘いラブストーリーも絡めてあり、楽しんで読める。干拓、貿易、貨幣鋳造など、意次の成した政策も分かりやすく説明されている。特に当時の海運事情は非常に細かく説明されていて、興味深い。ちょっと理想的男性像過ぎるかな、と感じたので星4つ。



新潮社
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