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巨眼の男 西郷隆盛〈上〉 (新潮文庫)
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| ジャンル: | 歴史,日本史,西洋史,世界史
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| 人気ランキング: | 182422 位
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つまらない
「西郷が誰それに送った手紙」やら何やらの資料がたくさん引用してあるだけ。本当につまらない本。文章のインパクトに欠けるし。
「翔ぶが如く」に比べると、70点
司馬遼太郎を読破し、次のチャレンジを津本陽さんにしました。「翔ぶが如く」が好きだったので最初に選んだ本が、西郷隆盛をあつかった「巨眼の男」。些細な歴史的断片が無数にかかれ、西郷や西郷をとりまく人々の人間模様は、わずかにしか書かれていません。
「翔ぶが如く」は読者に理解の方向を与えています。読後全ての読者は同じような感情をもつのではないでしょうか。ストーリーを支配しているのは司馬さんです。
「巨眼の男」では客観的事実を淡々と説明し、読者はそれらから、人間模様を想像していく必要があります。ストーリーの本質は読者にゆだねられています。司馬さんの「空海の風景」がそのような本でした。読者にとっては負担がかかります。
「翔ぶが如く」を100点だとすると、こちらは70点くらいです。
ウドメさぁ…貴方は一体…?
計算高い実利主義者か?天衣無縫の夢想家か?
“ウドメさぁ”(西郷さんの愛称)が知りたくて手に取りました。
ひょっとしたら、上記二つの人格を併せ持つ人物かもしれません。
ますますナゾは深まるばかり…。
物語後半、西郷さんの視点がおざなりになっている感が?
これも西郷さんの“無私”を表現してのコトでしょうか ?
忍耐強さが必要です
昔「下天は夢か」に辟易したことを忘れて本書を手にとってしまった。歴史「小説」ではなく乱雑な史料集というべきもので、完読するのに非常な忍耐を要した。
西郷を描くのに、戊辰戦争前夜からいきなり西南戦争開戦まで話が飛んでおり、その間の維新成立や征韓論、佐賀の乱といった時代的背景について通り一遍のことしか書かれていないのはなぜ? それに対し、西南戦争については瑣末な局地戦闘のエピソードが無数の固有名詞とともに無用に詳しく描かれており、かえって戦争全体の経緯がまったく理解できない作りになっている。史料をただ引用して羅列してあるだけのため、読者自身が、時系列的にも錯綜する史料を消化しながら自分で人物像を描きストーリーを組み立てて読み進む必要があり、ただただ苦痛であった。根気よく読んでいればそのうち膨大な史料から新しい西郷像が描出されるのかと思いきや、せいぜい「人徳・人望のある英雄」という子供の教科書のようなありきたりの像を示すのみで、なぜ西南戦争が起きたかについても深い考察はまったくされていない。
この人がなぜ人気(?)作家として多くの作を出版できているのか不思議。
維新前後の歴史と登場人物を十二分に知悉し理解できているマニアや専門家が読めば、知識を補完する資料集として満足できるだろう。
本書を読んだ後あまりの消化不良感のため、「翔ぶが如く」を一気に読み、やっと胸のつかえが下りる感じがした。
新潮社
巨眼の男 西郷隆盛〈中〉 (新潮文庫) 巨眼の男 西郷隆盛〈下〉 (新潮文庫) 西郷隆盛 (角川文庫) 西郷と大久保 (新潮文庫) 薩摩燃ゆ (小学館文庫)
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