最高の「ジゼル」
私はバレエの「映像・装置・衣装」に関心・興味があり、主にその観点からの評価です。
過去に視聴した500以上のバレエ映像(BS・CS・tape・LD・DVD)の中でベスト5に入ります。
「スカラ座」の音楽も堪能できます。
2006年発売の「ザハロワ」盤より、陰影(「照明」とフェリの「演技」)が深いです。
ボッレ(「ザハロワ」盤の「アルブレヒト」)が「村の若者」を踊っています。
2000年頃CS初見。2001年購入。リージョン1ですが、強く推奨。
プレミア価格の価値あり
海外サイトでとにかく評判が良かったので、大枚をはたいて買いました。鑑賞してみて、決して後悔しない価値あるお宝になりました。 ジゼル役フェリの足先は、決して好きではないのですが、1幕の登場の可愛らしさ、狂乱する演技は素晴らしいです。また、ミルタ役の薄気味悪く冷淡な役作りもゾクっとくるものがあります。そして、何より、ミラノ・スカラ座のコールドは絶賛に値します。2幕では、踊りの途中で観客から拍手が出るほどです。 しかし、残念ながらリージョン1です。
画質もキレイ
(昔の作品は元々の画質が悪く、DVDで見てもそんなに良くない場合がありますが)この作品はビデオで見た人には申し訳ないくらい画質がキレイです(多分、元はハイビジョン収録)。リージョン1なので、普通のDVDプレーヤーでは見れません。フェリは第二幕も現役ダンサーの中ではちょっと追随を許さないのではないかと思うくらい素晴らしいですが、特に第一幕は独自の世界を作り上げていると思います。2003年の来日の時にフェリのジゼルを最高の共演者との舞台で、生で見る機会がありましたが、このDVDよりさらに解釈が深まっているように感じたものの、解釈の方向性は一緒なので、このDVDを見ればフェリのジゼルを見たと言えると思います。 この1996年のフェリのジゼルだけを見ると、この方向性の解釈でこれ以上のことができるのだろうかと思うほど完成されているように思います。素晴らしいというより、凄い。すさまじいばかりのジゼルです。 さらに第一幕前半の若々しい輝きなどに関しては永遠に凍結したいほど可愛いです。この点に関してはこのDVDは素晴らしく、最近のフェリしか知らない人が気の毒になります。 このすさまじいジゼルは、フェリ自身によって乗り越えられていくようですから、いつか新しく収録されたDVDがでたらそちらも買って、じっくり見比べたいです。フェリのジゼルは、一種類では足りません。何種類あっても全部揃えたいような特別なものだと思います。 1996年収録 ジゼル…アレッサンドラ・フェリ アルブレヒト…マッシモ・ムッル ミルタ…イザベル・セアーブラ ヒラリオン…マウリッツィオ・ヴァナーディア ミラノ・スカラ座バレエ団
このDVDの日本向けを早くみたいです。
パトッリク・バートはパリオペラ座バレー団の元エトワールです。元エトワールから先生になったバレリーナやバレーダンサーは何人もいますが、彼がしきっていた頃、パリオペラ座バレー団はおそらく最高の技術と表現と華やかさなど全てを団員の一人一人が備えていたように見えます。 ボリショイとか技術的には確かにすばらしくても、踊り手の感情表現が観客に伝わってこない舞台に反して、バートの舞台は、観客も一喜一憂してしまう そんな舞台なのです。その素晴しさを垣間見れる作品です。
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